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英国人も食い倒れた?日本食の魅力を再発見
2015-07-24
【書籍タイトル】:英国一家、日本を食べる
【著者】:マイケル・ブース
フランスの名門料理学校で学んだこともある英国人フードライターによる日本食体験記。
料理研究家の故・辻静雄氏による日本料理の本に刺激を受けた著者は、読んだその日のうちに日本へ旅立つことを決意します。
家族(妻と6歳と4歳の息子)と共に3カ月間をかけて東京・北海道・京都・大阪・福岡・沖縄を回りながら、ラーメンからちゃんこ鍋、懐石料理に至るまで様々な日本料理を味わった体験をユーモラスかつ真摯につづっています。
原書は英語なので料理についての解説は日本を知らない人にも分かるように書かれています。
それがかえって新鮮でためになりました。
料理や町の描写も楽しく、日本を再発見できる一冊です。
著者がそもそも特に日本びいきではなかったことがこの本を面白くしています。
ときに日本の文化や風習にめんくらいながらも、食への飽くなき好奇心に駆られて料理に携わる人々の懐に飛び込み、アイヌ料理やクジラ料理にも挑戦する著者の姿が実によかった。
「偏見にとらわれていては損だな!」と本筋とは関係のないところで感動しました。
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