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「仕事は人生の三割論」は働き方を変えるか
2015-07-09
【タイトル】:「働き方」の教科書:「無敵の50代」になるための仕事と人生の基本
【著者】:出口治明(ライフネット生命保険株式会社 代表取締役会長兼CEO)
【出版社名】:新潮社
日本生命でロンドン現地法人のトップなどを歴任しながらも、左遷を経てネット生保を設立した著者が語る人生と仕事論。
著者の持論は「人生とは三割の時間を使ってお金を稼ぎ、そのお金で食べて、寝て、遊んで、子育てをすること」。
そのためにどう考え、どう働くべきかを20代から50代までそれぞれの年代ごとに説いています。
「仕事が人生のすべて」と思えば追いつめられることもあるが、「人生の三割しかない仕事なんて“どうでもいいこと"」と思えれば気が楽になる。
三割だからこそ他人の評価を気にせず、自分に正直にやれるという著者。
働き方を再考するきっかけになるかもしれない、ライターによる聞き書きの一冊です。
「部下を褒めて育てよ」という著者。
「元気で明るく楽しくというのは(中略)人間の脳の構造に見合った考え方」とも語っています。
人間は動物だから食べて寝ることが最も大事で、根性論や精神論は意味を持たないのだそうです。
リラックスしながら仕事をして確実に成果を上げる。
日本でも今後こうした考え方が広がっていくのかもしれません。
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