岡山の税理士のウェブログ

「ゆめみ」から学ぶ

2012-09-25

健全な経営を目指すには、優秀な人材採用、社員定着率の維持・向上、労働力の活性化も重要な要素です。

そこで企業は独自の社内ルールや制度を導入して現場で汗する社員の満足を高めようと工夫します。

「福利厚生制度」はその工夫のひとつと言えるでしょう。

社員の労働意欲向上や生活支援はもちろん、ユニークな福利厚生によって自社のイメージアップや他社との差別化を期待している企業もあります。

働く側も、就職や転職を考える際に福利厚生をしっかりチェックしている人は少なくないようです。

IT企業の『ゆめみ』が福利厚生の一環として導入しているのは「野菜支給制度」。

青森県の契約農家から月に一度、一人1,000 円相当の新鮮な無農薬野菜が現物支給されます。

「働きがいのある職場づくり」「人を大切に」を目標にしている同社では、IT業界につきものの「キツイ」「厳しい」「帰れない」という「3K」のマイナスイメージを払拭・改善しようと、2008年から
野菜支給制度をスタートさせました。

この制度は「健康」「快適」「効率」という職場コンセプトの推進に役立つだけでなく、社員の健康意識が高まったことでITの職場では珍しい料理のレシピが話題にのぼるなど、職場の雰囲気を明るくする副次的な効果も生み出しているそうです。

支給された新タマネギでスープを作ったという女性社員がツイッターで「おいしい!」とつぶやいていました。それを見た人は「いい会社だな」と感心したことでしょう。

株式会社ゆめみの「福利厚生」という戦略は、期待以上の効果を上げているようです。




※当ウェブログの内容等に関するご質問は、受け付けておりませんのでご留意ください。