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丸投げはNG! メールで依頼するときの留意点
2015-05-10
依頼やお願い事をするとき、気を付けたいことのひとつが「相手に丸投げ」をしていないかということです。
自分では対応できないからと人に振る行為自体はよくあることですが、問題はその「振り方」です。
「添付の資料、見てもらえば分かるのでよろしく」「詳細は下記のとおりです。
では、よろしくお願いいたします」というメールだけで依頼するのは不親切ですし、行き違いや誤解の原因にもなりかねません。
メールで一方的に依頼するのではなく、電話や対面で相手の疑問や意向を確認しつつ段階を踏んで進めていくことが肝心です。
読めば分かるからとぎっしり書き込んだメールや添付ファイルを送信して完了ではなく、要点を分かりやすくメールにまとめ、電話でやりとりしてフォローする。
もしくは、電話で先に要点を伝え、詳細はメールでフォローといった具合に、まずは依頼内容の概要を相手に伝えてから具体的に要領や注意点を示すことがポイントです。
また、「分からないことがあるときは遠慮なくお尋ねください」と伝えておくと、相手の心理的な負担も軽減されます。
「丸投げ」するほうは楽になりますが、「丸投げ」されたほうは、その負担を丸ごと抱えることになります。
相手に押しつけるのではなく、共有するという気持ちでフォローしましょう。
お願い事を聞き入れてもらえてめでたしめでたし・・・で終わりにせず、相手に「悪いな」「申し訳ないな」と思うときほど「すみません」ではなく「ありがとうございます」という感謝の言葉を忘れないようにしたいですね。
人の役に立った、相手から信頼を得たと実感したときほど、頼まれた側の気持ちも満たされるものです。
お礼を述べるときには「○○さんにお願いして本当によかったです」というひと言を添えてみてはいかがでしょう。
過剰な言葉や金品でなくても、相手の厚意や行為に対して気持ちを返すことこそが大切ですね。
「おかげさま」「おたがいさま」の気持ちのやり取りを忘れずにいることが、長く良好な人間関係につながっていくのではないでしょうか。
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