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ローカルな食品を全国の消費者に「Good Eggs」から学ぶ

2015-04-27

2013年、サンフランシスコを拠点に起業しロサンゼルス、ニューオリンズ、ニューヨークへの支店設置後、全米展開に向け勢いに乗っているのが健康食品デリバリー会社の「Good Eggs」。

CEOのロブ・スパイロー(29)は、Google社を退社するとユニークな同社を立ち上げました。

2年足らずで社員は50人から250人へ増員し、そのエネルギーとスピード感に溢れた現場活動は、社のポリシーと目標をそのままかもし出しているかのようです。

コンセプトはごくシンプルで、ローカルの特定箇所でしか売られていない品を多くの消費者のもとまで手渡しをするサービス。

週末に露店を寄せ合うファーマーズマーケットで売られる自家製商品や安価に提供される農家の無人ショップの野菜類は、食料品スーパーでは手に入らない新鮮でオリジナル、そして添加物や化学薬品の使用を避けた健康食品であり、それをそのまま消費者の手に入れやすくするシステムなのです。

30ドル以上の購入で無料宅配。

スーパーまで出向けない、スーパーのオーガニック商品は高価すぎて手が出せないという家庭にも配慮を施します。

片や売り手にとってのメリットも大きく、これまで露店のみの小売で集客が限られていた販売店や市場は大幅な拡大が見込めます。

ブルックリンにてグルテン・フリー商品のみを扱うとあるベーカリーは、Good Eggsを通して40%もの売上拡大を得ました。

最大の売りは、とにかく新鮮。

深夜から早朝にかけてオーダーを受けたローカル業者は、採り(捕り)たて、作りたての商品を同日の朝9時までに納品します。

するとGood Eggsはオリジナルのソフトウェアで受注し、業者からの搬入、小分け、梱包をそつなくこなして同日(または翌日)中の配達を網羅します。

通販大手のアマゾンでさえ食品の販売が今ひとつ著しくない原因に「在庫管理の困難」が挙げられますが、Good Eggsは在庫を残しません。

新鮮さを極めた必要商品数をその日の内にさばき、翌日にまたジャスト・イン・タイム作業を繰り返します。

「ローカル業者は、土に、栽培に、飼育にこだわり、健康食品の提供に信念をもっている。人々の考えがいくら多種多様でも、健康維持、健康な食品を口にしたいという願いは共通であり、消費者のその意識は変わることはない。であれば、両者を上手くつなぐことにより今後の展開はまだまだ期待できるし最終的には環境と人々、社会に貢献でき得ることにやり甲斐を感じている」とはロブ談。

ナッシビル展開が楽しみです!



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