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コンブチャで大成功!「Kombuchic」から学ぶ
2015-03-15
バージニア工科大学を卒業後、健康飲料のひとつとして知られる「紅茶キノコ」を家庭醸造し、起業に結びつけた女性がレスリー・クルーズ。
以前、日本でもブームを巻き起こしたこの紅茶キノコですが、なんとアメリカでは「Kombucha(コンブチャ)」と呼ばれています。
健康食品への関心が進むにつれ、オーガニック食品店のみならず最近は一般の食料スーパーでもコンブチャを目にするようになってきました。
紅茶キノコをコンブチャと呼ぶにはさまざまな説があるようですが、それはさておき彼女のビジネスのきっかけは、自分のタウンハウスの空き部屋を利用し消化や情緒安定をサポートするといわれるプロバイオティクス・ドリンク=コンブチャの醸造を始めたことにありました。
バーテンダーとしての技術も持ち合わせるレスリーは、普段からオリジナルの調合でバラエティーに富む醸造ドリンクレシピを自ら楽しんでおり、友人とのパーティーに持ち込んでは皆から好まれ大反響を呼んでいたのでした。
2010年、レスリーは思い切って公務員を退職し、貯金1500ドルのみの資金で紅茶キノコ飲料醸造会社『Kombuchick(コンブチック)』を起業。
貸しスペースの商用キッチンを構え、材料及び手作り醸造ドリンクを詰める瓶を購入、販売先は地域のファームマーケットの一角というスタートでした。
洗練された味わいの「チャイ・ライト」「ハイビスカス・ヘーズ」などのオリジナルドリンクが人気を呼び、彼女の出店ブースの周りはドリンクを片手に立ち話が始まるという人々の憩いの場となり、さらにはチップを置いて行く人も増えて来ました。
この状況をアイデアとして捉えたのが現在、彼女が運営するコンブチック・バーと、それを調合したノンアルコールカクテルを売りとしたビジネスへの展開です。
2013年には企業のイベント、結婚式などへのバー設置依頼が入るようになり、彼女の事業オプションとしてケータリングも追加されることとなりました。
健康ブームに乗り2014年の第一四半期には売上が前年下期の3倍に上昇。
現在300本/週のドリンクを手詰めしていますが、今期の目標は自動機設置による5000本/月の製造。
また、コンブチック・バーの全国フランチャイズ展開も構想にあり、レスリーにとって大きな飛躍の年となりそうです。
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