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岡山の税理士のウェブログ

『テーブルマーク』から学ぶ

2015-02-27

『三越』の創業者である三井高利八郎兵衛氏は、それまで武士階級のみだった呉服店の客層を町人階級まで広げようと商売の大転換を図りました。

そのひとつとして、高価だった反物を個人に向けて小分けで売ったところ、客層の裾野が広がって大成功を収めたそうです。

現代も小分けで売るアイデアは消費者に歓迎され、薬品、入浴剤、整髪料などといった日用品から10分レンタカーや時間貸しホテルのようなサービスまで、小分けビジネスはおおいに盛り上がっています。

とりわけ食品やお菓子の分野で小分けが進んでいるのは食シーンの多様化にあるのだとか。

例えば食品会社の『テーブルマーク』は、高齢者の「通常サイズでは量が多い」という声をもとにハーフサイズの冷凍うどん「小分けうどん」を発売したところ、使い勝手がよくなって朝食に利用する人が増えたそうです。

また、昔は「三時のおやつ」だったお菓子も、ミニサイズにしたことで朝や昼、間食の時間帯に売上を伸ばしています。

「小分けで利用シーンを提案して購買意欲を刺激する」。

このやり方は色々な商売で応用できそうです。




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