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岡山の税理士のウェブログ

仕切りと仕切屋を仕切る法則

2015-02-06

中小企業の社長や大企業の役員クラスの方に多いパターンですが、自分の仕事や決断にとても自信があり、経験も豊富なので話しも面白く、いつも飲み会では中心的存在の人がいます。

その人自身も、もちろん注目をされるのに慣れていますし、開会の挨拶や乾杯の音頭を頼まれることもたくさんあるので、場を盛り上げることが大変上手です。

そんな楽しい人ではありますが、いざ接待をする側に回ると相手の話しを聞かずに自分の自慢話ばかりをして、周りを退屈させてしまうことがあります。

接待というのは、確かに「相手にご馳走をする」場ではありますが、その反面、「相手の貴重な時間を自分たちのために割いてもらう」ことでもあります。

相手にとってはご馳走してもらうことが目的なのではなく、その担当者との良好な関係を築いたり、仕事を継続するためのヒントを得たり・・・といったコミュニケーションが目的です。

その貴重な時間に対して、仕切屋は自分の自慢話や仕事での経験談、説教などを延々と聞かせます。

「高いお金を払ってやってるんだ」というおごった気持ちが態度を大きくしてしまっているのかもしれませんが、同僚も部下もいつものことだと苦笑しながらも話を止めることはしません。

でも、その「いつものこと」が、相手をとても居心地悪くしてしまっていることに誰も気が付かないのです。相手は、もうご馳走の味も感じなければ、自分の話しをしようという気も失せてしまっていることでしょう。

ただただ、デザートが早く来て、その場が一刻も早く終わってくれることを願っているのです。もしあなたの上司(社長)がそういう仕切屋だった場合、どうか相手と上司の間に割って入ってください。

もちろん、ビールを注いだり料理を盛る振りをして、さりげなくです。

そして、上司の話をあなたがしっかり聞いてあげるのです。・・・さあ、その間に相手は息抜きをし、誰か別の人と話しをしはじめるでしょう。

上司はあなたに言いたいことを言いますから、彼の気持ちもスカッと良くなるはずです。

出世のためには、自分の体を張って割って入る。

それが「待ったなし」の仕切りの法則なのです。



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