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岡山の税理士のウェブログ

「Peanut Butter & Co.」から学ぶ

2015-01-26

他愛ないことにも骨を折り、思いつきのアイデアを楽しむのは学生の特権!

授業を終えたある深夜、仲間たちと開催したコンテストをスモールビジネスに結びつけ、今や世界中のスーパー15000店に自社製品を置くまでに成長を遂げたオーナーがいます。

ニューヨークにオールナチュラルのピーナッツバター・サンドイッチ専門店を構えるリー・ザルベン。

『Peanut Butter & Co.(ピーナッツバター&カンパニー)』の設立者です。

1998年、ニューヨーク市のグリーンウイッチ・ビレッジに同店は開店しました。

きっかけは、リーがニューヨーク州のヴァッサー大学在籍中、ルームメートと思いつきで開催した「ピーナッツバター&ジェリー(PB&J)・サンドイッチ・コンテスト」。

ピーナッツバター&ジェリー・サンドイッチとは、幼い頃からランチやおやつとしてよく与えられるアメリカ人には定番の味です。 食パンにピーナッツバターとグレープジャムを挟むだけ。

同コンテストでは、「最もユニークでおいしいPB&Jを発明した人」が勝者に選ばれ、毎回優勝を奪ったのがリーだったのです。

それもそのはず、彼の母親はピーナッツバターをこよなく愛し、リーはマジックで「リー」と名前が明記されたピーナッツバターの瓶を常に丸ごと与えられ育ちました。

ピーナッツバターの味を知り尽くしていたリーは、他の食材とのコンビネーションを見事に編み出し、皆から好評を得たのです。

大学卒業後、雑誌編集者となったリーでしたが、ある日テナント募集の表示を街の一角で目にします。

これだ!仲間に好評を得た数々のピーナッツバター・サンドイッチのメニューを実現化するチャンス!

貯金を使い果たし、すぐに開店準備に着手しました。

サンドイッチ以外にも、ピーナッツバターを利用したシェイクやスムージー、クッキーなどのデザート類も加え、砂糖・着色料・添加物・保存料を含まず、厳選されたアメリカ産ピーナッツのみを使用した自社ブランドの極上ピーナッツバターを販売するに至りました。

大手ブランド品の2倍を越える価格でありながらも需要はきっちり掴みました。

幼い頃の味の思い出、学生時代の奇想天外な発明、そして彼のピーナッツバターに対する情熱が、スモールビジネスの成功を引き寄せました。

幼少時代の何気ない「味の思い出」もなかなかあなどれないものですね!!




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