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「Mannequin Madness」から学ぶ
2015-01-27
カリフォルニア在住の女性ジュディ・ヘンダーソン-タウンセンド(54)は日夜、大量のマネキンとともに仕事をこなしています。
彼女がスモールビジネスとして『Mannequin Madness(マネキン・マッドネス)』を起業したのは約15年前。
名のとおりマネキンを扱う業者であり、販売、レンタル、リサイクルを手がけています。
このユニークなビジネスは、サンフランシスコ版の広告サイト「クレイグリスト」でマネキンのレンタル業を呼びかけていた広告主へ彼女が連絡を入れたことに端を発します。
広告主のオーナーから取引先リストはすべて提供されるという約束のもと、ジュディは思い切って2500ドル分(約50体)のマネキンを買い取りました。
しかし、そのリストは手渡されることなくオーナーは行方不明。
リビングや倉庫にあふれるマネキンたちを横目に当時、会社に勤めていたジュディは自らの起業に向けて空き時間にアイデアを固めることに集中したのでした。
「そんなもの買ってどうするの?」と友人や両親から浴びせられる言葉は容易に想像できたため、ジュディはマネキン購入に関しては一切口にしませんでした。
そして驚くなかれ、マネキンの需要はあらゆる所に落ちていました!
アート・イベントや博物館の展示品用にはもちろん、映画作成のワンシーンでは事件の様子を陪審に説明する弁護士の用具としても起用され、エルトン・ジョンのジャケットをオークションで落札した人がディスプレイ用に求めたこともありました。
また、イーベイなどで洋服類を手作り販売する起業家たちが、写真の掲載用にとこぞって連絡を入れてきました。
大手の衣料販売店が廃棄処分していた大量のマネキンをリサイクル回収し、環境保護重視の社としても認められました。
マネキンは新品、中古品ともにバラエティに富み、今や修理も仕事として手がけます。
当初は秘密にしなければならなかったこのビジネスも、今や周囲から耳にするのは、「なぜ自分は(マネキンビジネスに)気がつかなかったんだろう・・・」。
今期の目標である「売上1億円達成」を見事に成し得れば、黒人女性起業家として初の快挙となります。
彼女は、目の前に落ちているものに気づき、それを発展させることにより、いかなるユニークなビジネスも成功し得る!という強いインスピレーションを発信し続けているのです。
マネキンを見る目も一気に変わりました~!!
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