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「Virtualdatingassistants」から学ぶ
2015-02-07
へんてこベンチャービジネスと言われながらも多くのメディアに取り上げられ話題を呼んだ事業に「デートサービスの外注」があります。
その先駆者として、2010年にオンラインビジネスViDA(ヴァーチャル・デーティング・アシスタンス)をスタートさせたのがスコット・バルデス。
ViDA事業を開始する約5年前、営業マーケティングマネジャーとしてバリバリ働いていたスコットは、一日の時間をただ多忙な仕事に費やすことの繰り返し。
「自分にとって特別な女性を見つけ、平凡で健康的な付き合いを始めたい!」。
そこでスコットは、自分のデートの設定担当者をひとり雇ってみました。
男女の出会いの場を設けるオンラインサービスは既に多数存在していますが、そこで思わぬ時間がかかってしまうのは、自分自身のプロフィール登録作業や相手の人選作業。
その時間が捻出できないスコットは、それらの作業をそっくりそのまま代行に依頼したのです。
彼自身の「ヴァーチャル上でのデート設定のサポート依頼行為」がビジネスの始まりでした。
閲覧者の多い出会い系サイトで好みの女性を探し出し、その一人を自分が獲得するためには一体何が必要なのか、スコットは自分なりのノウハウを持っていました。
「一人でも多くの女性の目に触れ」「他より目立つ」「短い自己紹介文でありながら女性を惹きつける書き方」「見栄えの良い写真」「第一メールで心を掴む」「女性側から連絡を取りたいと思うように仕向ける」「楽しいやり取りで緊張感をほぐす」「完璧なデートへの誘いで必ずYESと言わせる」。
その後、これらの要素を網羅し素敵な人と出会いたいとスコットの兄弟、そして友人たちが次々に依頼をしてきたのでした。
自分に代わって最適な相手を探し、一人に絞り、デートの日時まで設定を代行してくれるエキスパート。
そのエキスパートを今や30人も抱え、依頼者に最もふさわしい相手をプロの手段で探し抜くビジネス。
出会う場を設けるだけでなく、最も強力なアピールの仕方、相手の心を掴むテクニックを提供し、「あなたをよく理解した上でのアプローチゆえに、相手は代行人がデートを設定したとはまったく気づかない」を売りとしたViDA社の挑戦。
驚くなかれ、利用者は後を絶たないとか。
でも、他人任せで人の心を射止めたところで、その後は続くのかな~!?
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