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Organic Mechanic Soil Company
2015-02-08
ビジネスのタネは、どこにでも落ちているものですね。
まさしく万人の土台であり、足元に存在するもの・・・。
そう、土です。 ポッティング・ソイル(植木鉢用の土)の販売に目をつけ、2006年に起業を果たしたのは、Organic Mechanic Soil Company(オーガニック・メカニックス・ソイル・カンパニー)のマーク・ハイランド。
オーガニック100%の培養土、しかもたった1種類の商品が、彼のビジネスの始まりでした。
当時、そして現在においても人々の疑問となるのが「土の販売で本当に儲けになるの?」。
「そんな疑問を持つ人って結局、庭仕事に興味が無いから理解できないんだよ」とはマークの答えです。
起業した当時、米国内における特別仕様タイプの土販売市場は$390ミリオンと言われました。
2010年には、米国園芸市場(植物、植木、土、庭作業用具など)の販売額は$100ビリオンに上っています。
園芸学(堆肥・配合土科学)修士をもつマークは当時、オーガニック100%の土の販売がないところに目をつけたのでした。
商品の特徴としては、ピート土(泥炭土)に代わり堆肥を使用することにより、水持ちの向上(ピート土よりも少ない水遣りで済む)、堆肥効果により土のリサイクルを可能とさせて翌年も引き続き肥えた土を使えるという園芸家にはありがたい効用を売りとしたのでした。
そこで再度尋ねられるのが、「リサイクルで二度使いされてしまうのなら利益も出しにくいのでは?」との疑問。
ひるまないマークを支えているのは、ガーデニング好きの心理を知り尽くした、自らガーデニング好きである彼だからこそ認識する現実にありました。
「ガーデニングは中毒化してしまう趣味のひとつ」「一度始めたら、もっともっと手がけたくなる」「ベランダに2鉢の植え物をすると来季には4鉢植えたくなる」とは、確実にその中毒振りが市場拡大の主要因であるとするマーク。
子どもの頃は祖母の家庭菜園をよく手伝いました。
土の掘り起こしに始まり草抜きや虫捕り、最後によく熟れた作物を収穫する喜びを感じながら育った彼の土との経験が現ビジネスの芽を育んだのです。
今や多種の土商品を扱う同社は、ジャックの豆の木のごとく成長継続中!
どこにでもある土をお金に変えてしまったサクセス・ストーリーにアッパレ!
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